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【IPO】FUNDINNO(ファンディーノ)上場へ!将来性・注目ポイントを徹底解説【2025年12月5日上場】

【IPO】FUNDINNO(ファンディーノ)上場へ!将来性・注目ポイントを徹底解説【2025年12月5日上場】

2025年12月5日、国内初の株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」を運営する株式会社FUNDINNOが、ついに東京証券取引所へ新規上場(IPO)します。

「ベンチャー企業への投資を民主化した」と言われる同社の上場は、単なるFinTech企業の上場にとどまらず、日本のスタートアップ市場全体にとって大きな意味を持ちます。

この記事では、これからFUNDINNOへの投資を検討している方に向けて、IPOの基本情報からビジネスモデルの強み、将来性、そしてリスクまで、分かりやすく解説します。

FUNDINNO(ファンディーノ)2025年12月IPOの概要

まずは、今回のIPOに関する基本的な情報を確認しましょう。

上場スケジュールと基本情報

  • 上場予定日: 2025年12月5日
  • 市場: 東京証券取引所(市場区分は未定ですが、グロース市場が有力視されています)
  • 証券コード: (承認時に決定)
  • 運営会社: 株式会社FUNDINNO(旧商号:日本クラウドキャピタル)

FUNDINNOは2025年10月27日に上場承認を受け、約1ヶ月後の12月5日に上場を果たすスピードスケジュールとなっています。

株式会社FUNDINNOとはどんな会社?

株式会社FUNDINNOは、2015年に設立されたFinTech企業です。「フェアに挑戦できる、未来を創る」をミッションに掲げ、日本で初めて「第一種少額電子募集取扱業者」として登録されました。

簡単に言うと、「ネットを通じて、誰でも少額からベンチャー企業の株主になれる仕組み(株式投資型クラウドファンディング=ECF)」を日本で最初に作ったパイオニア企業です。

なぜ注目される?FUNDINNOのビジネスモデルと強み

FUNDINNOのIPOが市場から注目される理由は、その独自のビジネスモデルと、他社が真似できない強力な「エコシステム」にあります。

1. 日本初の「株式投資型クラウドファンディング(ECF)」市場を開拓

これまで、将来有望なベンチャー企業への投資(エンジェル投資)は、一部の富裕層やベンチャーキャピタル(VC)に限られた世界でした。

FUNDINNOは、この投資機会を一般の個人投資家に開放しました。

  • スマホで完結: 難しい手続きなく、Web上で投資が可能。
  • 少額から投資可能: 10万円程度から、将来のユニコーン候補企業に出資できる。
  • エンジェル税制: 投資した企業によっては節税メリットも受けられる。

この「投資の民主化」が、多くの個人投資家の支持を集めています。

2. スタートアップの成長を丸ごと支える「フルスタック戦略」

FUNDINNOの最大の強みは、単に資金調達の場を提供するだけではない点です。企業の成長ステージに合わせて、入口から出口までを一気通貫で支援する仕組み(エコシステム)を構築しています。

  • 【入口】FUNDINNO(ECF): 創業初期(シード・アーリー期)の企業が、個人投資家から資金を調達。ファン作りも同時に行う。
  • 【成長】FUNDINNO PLUS+: ある程度成長した企業(ミドル・レイター期)が、プロ投資家から大型の資金を調達。
  • 【出口】FUNDINNO MARKET: 未上場株をネット上で売買できるセカンダリ市場。投資家はIPOを待たずに換金(イグジット)のチャンスが得られる。

これらを組み合わせることで、「FUNDINNOで投資して、成長を見守り、MARKETで売却する」という新しい投資体験を提供できるのが、同社の圧倒的な競争優位性です。

数字で見るFUNDINNOの成長性:業績は右肩上がり

FUNDINNOの成長は、実際の数字にも明確に表れています。

日本初の株式投資型クラウドファンディング - FUNDINNO

累計成約額200億円、ユーザー数16万人を突破

2025年5月時点で、以下のマイルストーンを達成しています。

  • 累計成約額: 200億円突破
  • 登録ユーザー数: 16万人

特にここ数年の成長スピードは著しく、まさに市場拡大の波に乗っている状態と言えます。

プロ向けサービス「FUNDINNO PLUS+」が急成長中

見逃せないのが、プロ投資家向けの大型調達サービス「FUNDINNO PLUS+」の存在です。

2025年8月時点で、このサービスの累計成約額は100億円に達しました。

これは、FUNDINNO全体の成約額(約200億円)の半分を占める規模です。個人向けの「裾野の広さ」と、プロ向けの「案件の大きさ」の両輪で収益を拡大させている点が、非常に高く評価できます。

成功事例:琉球アスティーダのIPOが証明したもの

FUNDINNOのエコシステムが実際に機能していることを証明したのが、プロ卓球チーム「琉球アスティーダ」の事例です。

同社はFUNDINNOで資金調達を行った後、2021年に「TOKYO PRO Market(TPM)」へ上場しました。これは国内プロスポーツチームとして初の株式上場という快挙でした。

この事例は、「FUNDINNOで調達した企業が、実際に上場(イグジット)まで辿り着ける」ことを投資家に示し、プラットフォームの信頼性を大きく高めました。

投資前に知っておきたいリスク要因

IPO投資にはリスクがつきものです。FUNDINNOへの投資を検討する際には、以下のリスクも理解しておく必要があります。

  • 景気後退リスク: 不景気になると、リスクマネー(ベンチャーへの投資資金)が縮小し、同社の収益源である手数料収入が減少する可能性があります。
  • レピュテーションリスク: もしFUNDINNOで取り扱った企業で不祥事や倒産が相次いだ場合、プラットフォーム自体の信頼が低下し、ユーザー離れを引き起こす可能性があります。同社の「審査能力」が事業の生命線です。
  • 競合参入リスク: ECF市場の拡大に伴い、大手証券会社などが本格参入してくる可能性があります。

まとめ:FUNDINNOのIPOは期待できる?

FUNDINNOは、日本のスタートアップ市場における「金融インフラ」としての地位を確立しつつあります。

国策である「スタートアップ育成」の追い風も受けており、中長期的な成長ポテンシャルは非常に高いと言えるでしょう。

一方で、事業の性質上、景気動向の影響を受けやすい点には注意が必要です。

2025年12月5日の上場は、日本の新しい金融の形が市場からどのように評価されるのか、その試金石となるでしょう。投資家の皆様は、ぜひこの歴史的なIPOに注目してみてください。

免責事項: 本記事は情報の提供のみを目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定は、ご自身の判断で行ってください。

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